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私は、2年ほどNZの大学でビジネスを勉強した。
といっても、ハーバードやオックスフォードではないから、そのレベルは知れたものかもしれない。 でも、それはとても有意義な日々だった。 一日長い日には、6時間の英語の講義を聴く。 しかも知らないことを聴いているわけだから、とても集中力を必要とするし、脳みそをフルに使ってる感じがしたものだ。 当然終わりの方の授業は、脳みそが熱くなる感じがして、集中力が落ちてくるから、家で復習をしておかなければならない。 更に言うと、授業は毎回出席を取るし、遅刻は15分以上だと出席扱いにしてもらえない。授業によっては毎回小テストがある。 宿題やリポートも多く、中間、期末テスト、小レポート大レポートがあって、そのレポートは、書き写しなんてもってのほか。 提出はワードオンリーなので、蔵書との5文字以上のコピペがあると、自動的に検出される仕組み。なのでコピペはすべて出典を書き出して、参考文献からの転用と注意書きを入れなければならない。でも、本来論文はそれが当たり前なのだが、日本の大学では基本的に書き写すのが当たり前みたいな風潮だったから、やはり新鮮だったし、勉強も良くした。 意外だったのは、成績は良かったことだ。 日本人は詰め込み教育で批判されるが、勉強するノウハウは詰め込み教育の際にかなり修練されるの。だから時間配分や、勉強すべきポイントを知る要領が分かっていた面はある。 ただ、大学を出た時点での、社会での「使える度」は海外の大学の方がはるかに勝っている。 日本の大学でも、会計を勉強したけど社会に出たときには、ほとんど使えなかった。 でも、こっちでの大学の内容は、とある会社の伝票のコピーを1か月分渡されて、「これで財務諸表をすべて作ってこい」みたいな内容で、それが出来れば明日からでも経理部の席に座れますよみたいな感じだった。 そういう意味では、日本の大学の教育は遅れているんだと思う。 先日、アメリカで弁護士をしているお客様をご案内したが、「日本の優秀な生徒を毎年500人世界のトップの大学に国費留学させれば、一人年間一千万円として年間5億円×学年数で優秀な人が海外の経験を出来るから、変なことにお金を突っ込むよりずっと日本のためになるのに」といって嘆いていた。 まさにその通りだとおもう。 小説「坂の上の雲」の中で次々に人材が出てくるのは、みんな優秀な人を政府がなけなしの金で海外に送り出したからだと思うのだ。 仕分けでお金が少し出てきたんなら、優秀な人を試験で選んで(フェアですから、推薦なしで)海外に送り出してあげれば、10年後に相当数の人材が生まれると思うんですが、 どうですかね菅さん?
とある釣り番組の撮影をした。
来年の元旦に放送があるから、釣り好きの人は見ていただければ、中身は分かるだろう。 とにかく凄い釣りだったが、その中身は言うまい。 本放送の面白さがなくなってしまう。 唯一、自分が釣った写真は見せてもいいかなと思ったので、載せてみることにした。 ![]() サバを泳がせて、水深100m前後から上げたのが、この1尾。 30kg以上あったけど、ヒラマサと違ってそんなに引かない(けど上げるのやっぱり大変なわけだけど) ヒラマサは全部リリースしたけど、この手の魚は残念ながら、リリースしても助からない。 目も腹も水圧の違いで、飛び出してしまうからね。 なので、この魚は今年のおせち料理になることが決定した。 バス(この魚のNZでの呼び名)は、ゼラチン質たっぷりで、煮物などにすると本当にうまい。 こいつは、大根と一緒に31日に炊くかな。
ジギングは、結構久々だ。
鉄アレイを持って、ジギングの練習はしていたのだが、本物のジギングには、結構久々に行った。 MCワークスのNB565HSと自慢の赤いソルティガ(南半球国外のしかも限定モデル)4500は、なかなか映える組み合わせだと、初めてセッティングして我ながら思った。 場所は、ノースランド地区のとある小さな港から、20分くらいのところ。 ヒラマサの濃さは半端でない。 海が荒れていて、ちょっと釣りにくかったのだが、それでも一投目から魚がヒットしてきた。 最初の5投で、5尾のヒラマサをキャッチといえば、どのくらいの魚影か分かってもらえるだろう。 だけど、そんなに型は大きくない、せいぜい1m、10kgくらいだろう。 でも、毎回そのサイズが釣れると、5尾くらいでかなり体力が奪われる。 一時間もしないうちに、腕には乳酸がたまり始めた。 そこで、船長のフィルに、大型がいる場所に移動しようと言うと、 「そうだな、この状態がずっと続くのは、しんどいかもな」 といって、移動することになった。 移動して一発目で、また魚が来た。 50mほど一気にドラグを搾り出す。 竿の先端が上がってこない感じといい、首の振り方の振幅量といい、それなりの型ではあるはずだ。 ヒラマサの場合、型が小さくても強烈に引き込むことがあるから、最初の走りだけでは一概に大きいか小さいかはわからない。でも首振りの幅は、魚の大きさがそのまま反映されるので、大きさがすぐに分かる。 引きの強さにかかわらず、竿が四拍子でズドンズドンてな感じで、絞られたときにはでかいと考えてまず間違いないのだ。 こやつは首の振り方が大きいのだけど、魚をリフトする際にそこまで重みを感じなかったから、15kgくらいかなと思った。 トルクを掛けて魚を、寄せようとするとゆっくりとだけれど、魚は上がってくる。30kgの魚だと、そうは行かない。 それでも、まあいいサイズではあるようだ。 ポンピングをして、上げようとすると、何とかよってきた。 竿のテンションは、MCワークスの565でしっかりと掛けている。この竿は、張りが程よくあってテンションを掛けるのにはちょうど良い竿だった。 あがってくると、17kgの魚だった。 NZではでかいほうではないが、まあ満足する一尾だと思っていいだろう。 ![]() 当たり前だが、おいしく頂かせていただいた。
意外かも知れないが、ニュージーランドで国旗に関する議論は度々起こる。
NZの国旗はイギリスの旗を4分の1つかって、残りのスペースに、赤で南十字星をかたどっている。要するに、一部の人間はイギリスの部分が気に入らないのだ。 国旗でもめるのなんて、せいぜい日本くらいだろうと思っていたら、そうでもないのだ。 先住民族のマオリ族のシンボルが入らないのが、マオリ族は気に入らないらしい。 でも、そうすると「じゃあ何を国の旗とするのさ?」っていう議論になる。 NZの場合は、日本と違って、マオリ族の旗やら、オールブラックスが胸につけている、シルバーファーン(裏白のシダ)のマークを旗にするだのの議論が起こるのだが、やっぱりおじいちゃんたちの意見「俺たちは、この旗のために命を張ったんだ」という意見が根強く、現行国旗に戻ってくる。 それに関して、NZの現在の首相が、テレビでこんなことを言った。 「私は、どの旗が国旗としてふさわしいかは、言えないけれど、ぱっと見て国のメッセージを伝えられるものがふさわしいと思う。例えば、日本のライジングサン(日の丸)とかはいい例だね」 まさか日の丸が引き合いに出されるとは思っていなかったので、かなりびっくりした。 確かに、日の丸ってのは、一番東にある(北半球では)ってイメージと、国がこれから栄えるってイメージが伝わりやすいデザインなんだと思う。 最近になって、一緒に働いている中国生まれのTonyも、「日本の旗っていいデザインだよね、かっこいいよ」と言ってきた。「日本の国歌は暗すぎだと思うけど(笑)」 Tonyは本来なら、もっとも日本の旗を忌み嫌っているはずの中国で青年まで過ごしたわけだから、いい日の丸にはイメージを持っていないと思っていたが、そういうわけではないらしい。 日の丸が、「海外から嫌われている日本の軍国主義の象徴」だと思っているのは、案外日本人の頭の中だけなのかもしれない。 むしろその逆ってこともありうるわけだ。 # by nzgenz | 2010-09-22 19:11
日記は、しばらくご無沙汰にしていたが、その間にもいろんなことがあった。
そして、ついにやってしまった。 禁断の世界だから、触らないようにしていてのに。 今年は、行く人が少ないから、行ってしまったのだ。 まあ、こんなもんだろうと思うところを、はるかに超えてある世界がそこにはあった。 とりあえず、頭から話そう。 8月の終わり、店のお客さん二人と、トニーと私の計4人で、NZの南島ウエストポートへ飛行機で向かった。 最初の飛行に乗り遅れたり、荷物を受け付けてくれなかったりと、色々とあったが、何はともあれ、ウエストポートに着くことができた。 ウェストポートは、港だけで生計を立てているような街で、人口は6千人しかいない。 でも、南島の中では結構栄えているほうなのだ。 ついて、すぐに船に言って話を聞くと、翌日は天気が悪いらしい。 しょうがないから、ホテルにチャックインすることにした。 ホテルで、2時間ほど休んでいると、船の船長のランスから電話がかかった。 「天気予報が更新されたんだけど、そんなに悪くないみたいだから出るか?」 釣りに来てるんだから、出ないでのんびりしているよりは、出たほうが良いに決まっている。 ホテルには、部屋をキャンセルしてもらって、すぐに出ることにした。 船は、3時過ぎに港を出て、10時過ぎにホキという白身魚を取る漁船のところまで、やってきた。 クロマグロは、要するにこのホキ漁船の周りを泳いで、網からもれる、ホキをいただいているらしい。 準備ができると、すぐに仕掛けを投入した。 この釣りは、一人の勝負ではない。 デッキー(船員)が、餌を撒き、船長が船を操作し、釣り人はファイトに専念する。 この釣りでは、完全に釣り人が用意できるまで、糸をフリーにして、準備が整い次第、プレッシャーをかける。 糸は、130lbをメインラインにして、ハリスが300lbのフロロ。号数だと、メインは35号でハリスは、70号くらいかな? この糸を800m、シマノのティアグラ130Wに巻いて、それをハーネス(ベルト)で体に固定し、スタンダップで戦う。 よくブルーマーリンで、松方さんが使っているような、ファイティングチャアーは、私の仲間内では、「Gay Fishing」(オカマの釣り=要するに男の釣りではない)ということで、使用しない。(松方氏を否定しているわけではないので念のため) ベルトを体に巻きつけて一対一の勝負をするのだ。 最初のアタリは、12時半くらいに来た。 くじで一番を引いたトニーが、最初に挑戦する。 一瞬で、糸は100m単位で出て行く。 ![]() でも、夜の魚はそんなに激しくは動かないので、トニーは14分でその魚をタグまで持ち込んだ。 ただその後のランディングはなんと300lbのフロロが、引きちぎられラインブレークでジエンド。 300lbってことは、キロで言うと130kgくらいある。 結束部で、少しは強度が落ちても、80kgくらいは力がかからないと切れない代物だ。 並みのパワーではない。 一尾目の戦いで、かなり睡魔に襲われた私は、4番目というくじ順からしても、この夜の出番はなさそうなので、寝ることにした。 目が覚めたのは、突然の喧騒で明らかに魚がかかった気配がしたときだった。 フッキングタイムは、夜明け前の朝6時半。 店のお客さんの順番でかけた。 この魚は一尾目より圧倒的な、パワーで走り回った。 ドラグは、24kgに設定しているから、糸を出していく際には、人間の体には25kgくらいの横向きの力がかかる続ける。 そのパワーに、負けないためには、ベルトを利用して完全に体重を乗せないと、魚にのされてしまう。 でも、その力はそんじょそこらの力ではないから、かなり苦痛なのだ。 お客さんは、歯を食いしばって頑張ったが、10時過ぎに、ファイト時間3時間半でついに力尽きた。 そこから、残り時間を考えると、もう一尾かけて取るというのは、難しいかもしれないという話になり、全員で2時間の持ち時間でファイトすることになった。 2時間で上げられなければ、その人の負け、次の人と交代する。 2番目に出たのは、これもお店のお客さん。 ![]() 体重を完全に乗せ、何度も気合の入ったポンピングを入れるがそのたびごとに、魚は無情にも糸を出していく。 彼も程なく、体力を奪われノックアウト。 そして、ついに私の番が来た。 私は、絶対にこの魚を仕留める気だったので、最初から飛ばした。要するに2時間で取れなければ、負けなのだから、体力があるうちに早めに仕掛けるしかないのだ。 超大物スタンダップ用、ギンバルを膝につけ、全体重を乗せて、踏ん張る。 そのたびごとに、1mずつ巻いていき、魚を寄せる。 だが、魚は100m巻けば、あっという間にまた100mの糸を出していく。 その際の、プレッシャーは全部足に来るから、24kgのパワーが膝にかかり続ける。 ![]() クロマグロは、人間の8倍から10倍の速さで体力を回復する。要するに持久力の強い筋肉である赤い筋肉で構成されているから(だから赤身なのだ)、瞬発力を多く有する人間の筋肉では、無理をする以外に勝つ方法はないのだが、向こうも必死だから、50mを切った長さになると、全くよってこない。ようやく残り50mになると、無情なドラグ音とともに、また400mくらいは楽に糸を出していく。 2時間踏ん張ったが、一向に魚を取れる状態にならなかった。 私の負けだ。 しんがりで、トニーがもう一度出てきた。 奴は、すでに一尾取っている自信から「俺なら取るよ」というような顔つきである。 そんな顔で、交代されると悔しさが倍増するが、体のほうはとっくに限界を超えていた。 トニーは、何度も強いプレッシャーを掛け、魚を仕留めに掛かった。 でもやっぱり50mを切ったあたりから、魚はダッシュで逃げていく。 すでに、9時間近くファイトしている魚であるにもかかわらず、疲れている気配は全くない。 いったいどんな魚なんだ! トニーも、2時間をフルに使っても、魚を取るどころか、魚に打ちのめされてしまった。 こうなると、全員が打ちのめされて、体力が残ってるものがいなくなった。 こうなったら、全員ファイトでとにかく魚を取ろうということになり、デッキーも含めて、全員で竿を支え、リールを巻きあげることになった。 みんな疲労困憊の極地に達しているのだが、こうなったら人間の意地対魚の生命力という構図になってきた。 さすがに全員で戦うと魚もそれにはついていくのは大変だったらしい。初めて魚が見える位置まで浮いてきた。 その時点で、すでに10時間以上が経過している。 ここまでやって、負けるのは、われわれとしても本意ではない。 たとえ4対1のアンフェアな戦いだと、馬鹿にされようとも、意地で取ろう! それだけを合言葉に、全員で戦った。 すると、ついに魚が船べりに浮いてきた。 ![]() 2.5m近くある。クロマグロだ。 トニーが最初のロープギャフを打った。すごいパワーでトニーが海に引き込まれそうになる。 「早く二本目を打て!] トニーが叫ぶなり、デッキーのスティーブが2本目のギャフを打った。 それでもとまらないから、更に2本のギャフが入り、短めのギャフが入って、計五本のギャフが体に刺さった状態になった。 驚愕すべきは、その状態から体を水面に飛び出させて、逃げようとしたことだ。 2.5m、250kgの魚が水面を飛び出して、ジュンプすると、支えている7人の人間が水面に引き込まれそうになった。 しょうがないので、頭をバットを強打し、顎の下にナイフを入れて、出血させて仮死状態にした。その上で、ロープを顎の下にかまし、7人全員で船に乗せた。 この時点で、5時半。実に11時間後だ。 みんなで抱き合って、喜んだ。 体長2.4m、推定250kg。 この海域で取れる魚としては、決して巨大ではないが、船長も今まで見た中でもっとも強い魚だと言っていた。 その後は、写真大会となり、順番で記念写真を撮った。 人生最大級の魚だから、一人当たり何十枚もの写真を撮ったろう。 ![]() みんな疲労の極地だが、特にデッキーと船長は、前日の午前5時くらいから起きて仕事しているから、36時間くらい動き回っている。それも、楽な仕事ではない。一人のデッキーは、もう歩きながらふらふらしていた すぐに夕暮れになって、食事の時間になったが、すごい揺れの中での伊勢海老は、気持ち悪いもの以外の何物でもなかった。 食事が済むと、誰も起きていられずに、熟睡に入った。 朝まで、みんな泥のように寝たことは言うまでもない。
店に、赤いソルティガ6500Extremeが入荷した。
Made in Japanで、青いソルティガ(6500エクスペディション)と仕様がほとんど同じでありながら、色が赤いのだ。 ギア費4.3:1 PE6号600m 最大ドラグ30kg 巻き上げ101cm 料金は、EXP6500が1599ドル(NZD)で、こちらも1599と同じ。(日本円で約10万円) ベアリング13+1(ここだけ少し違う、EXPは14個+1 でも全く感触は変わらない) 見た目は100%同じ、パワーもスピードも同じだから要するに、同じものだ。 しかも日本製なら安心。 しかも赤いほうが、スゲーかっくいーのだ。 赤のソルティガ6500EXTはオーストラリア、NZでも限定品なので、レア度は激高。 赤ソルティガ4500Extremeも来たので、これは私の物となった。こちらは更に激レア品。NZには、1個か2個しかきていない。 NZにも数個しかない。 日本でもし欲しい方がいましたら、今週帰国するので、もって帰りますよ! 日本国内の送料と、現地での小売価格だけでOKです。 興味がある方は、連絡ください。 早い者勝ちですから。
私は、結構リールの修理が仕事の大部分を占める。
でも、ネットで見ると、あまりしっかりしたメンテナンスをしていないので、少しびっくりした。ほとんどのページが一番の核心部分に触れていない。 いじるのは色んな箇所があるのだけど、まず今回は誰でもできるドラグの解説をしてみます。 今のリールはメンテフリーなんて言ったりしてますが、ドラグ部に何度も海水が入って、乾燥していたりすると、完全に塩の塊ができてたりします。そんなものほおって置いて、いいはずありません。 実際に、お客さんのリールでも、そこを綺麗にしていないのはドラグのすべりが悪いです。ここは、誰でもいじれる場所なので是非挑戦してみてください。でも最初は古いリールで練習してみてください。 ドラグの一番の重要な点は、ドラグウォッシャーとプレートがなめらかに滑り、なおかつ力強くスプールを止めることです。だとしたら、その部分は、オイルなど入れてはいけない。 ここには、ねっとりとした粘度の濃いグリスでないといけない。でないと、滑らかでかつ力強くはならないのです。 それを踏まえてドラグ部の開き方から解説します。 ![]() これは、シマノしろダイワにしとここは同じです。 この上部にあるピンを、指で押さえながら小さなドライバーで持ち上げます。 ![]() 次に、ドラグウォッシャー群を順番を変えないように持ち上げます。 ![]() このドラグ部を、シンナーか灯油につけてしっかりと汚れを浮かせて、ブラシで落とします。 スプレーでは、やはりゴミが浮ききらないし、CRC556などは後でドラグがすべるので、使いません。 ![]() 塩やウォッシャーのカスが、ソルトの釣りではこの部分に入ってしまうので、これをきれいにとらないとドラグが有効に働きませんので、ここは丹念に洗いましょう。洗い終わったら、古いTシャツなどでしっかりと液体をふき取ります、その際にウォッシャーのカスなどが取れますのでそれを、できるだけとってしまいます。 リールの機種によっては、布生地やコルクのワッシャーが入っていますが、それでも処理はおんなじです。 ![]() 綺麗に汚れが落ちたら、ドラグ用グリースを薄く均一にワッシャーに塗っていきます。ドラググリースは、一部専門店に行くと打っていますが、なければ一般的リール用グリースでもかまいません。 写真は、アメリカ製のドラグおよびリールグリースとして有名なカルスグリースです。 ![]() ワッシャー部が終わったら、今度はスプールのワッシャーが入る部分をシンナー又は灯油で洗浄します。ブラシを使って完全に綺麗にしたら布でふき取ってください。 ![]() ![]() ここまできれいにしたら、ワッシャーとプレート群を元に戻します。 もし順番がわからなくなってもあわてないでください。 リールのドラグには、必ず順番があります。 一番下から 1.ドラグワッシャー(カーボン、布、又はコルク) 2.丸い金属ワッシャー 3.ドラグワッシャー 4.角に突起や、固定の金具がついている金属ワッシャー 5.ドラグワッシャー 6.丸い金属ワッシャー です。(上の写真参照) 要するに、スプールに固定されたワッシャーを真ん中に挟み、両側に回転するドラグワッシャー、金属ワッシャーがくるようになれば、上下均等に力がかかり、ドラグの力を発生させるわけですね。これは、スピニングでもベイトでも同じですから、覚えておいてください。 後は、元通りに戻すだけです。 ピンを取り外したときと逆に差し込んでいきます。 ![]() できたら、これでドラグ部は終了です。 ![]() ネットで調べると、この部分のワッシャーの取り出し方とかもあまり解説がないのですが、この部分は、外側を綺麗にしたところで何の意味もありません。内側の部分をきれいにして、グリースを付け直すと、今まで死んでいたようなドラグが突然スムーズでパワフルになります。ドラグの調子が悪いと思った方は是非挑戦してみてください。 次は、リールの本体をやってみます。
ニュージーランドの空にゼロ戦が飛んだ。
このニュースは今日のNZの夜ニュースだが、扱いはトップだった。そして何より、ゼロ戦が実際に飛んでいる姿が見られる。 http://tvnz.co.nz/national-news/zeroing-in-warbirds-wanaka-3445871/video?vid=3445953 ゼロ戦は(本来なら零戦なので、レイセンと発音するのが正しいらしい)、究極の軽量化を実現させて、航続距離と回転性能を極限にまであげた戦闘機で、このページでも解説しているとおり、開戦から1943年までは全く敵なしの飛行機だった。 この分野には私はちょっと凝ったことがあって、ちと詳しい。 この飛行機がよかったのは、開発の時点で、研究室の意見より、徹底的にパイロットの意見を聞いて作った点が画期的なのだ。 初の、「マーケットリサーチをきっちりとやった戦闘機」といってもいいかもしれない。 結果的に、パイロットたちは、多少の防御力を削いでも、航続距離(要するに燃費)と機動性(小回りが利くこと)、強力な火気を選択したのだ。 連合国軍は日本の敗戦時に、武装を解除してほとんどの戦闘機を壊した。だから実際に使えるゼロはほとんど残っていない。戦艦だって、確か長門だとか終戦まで生き残った船は、沈められたか、水爆実験に使われたかなのだ。 実際に世界で飛べるゼロ戦は、11000機作られた中で、3機だけらしい。 それが、今回NZに来て飛ぶことになって、世界中から人が来ている。 実は私も行きたいくらいだが、今回は時間が合わなかった。 おそらく、私の人生でも二度と見られないのだろう。 非常に残念だが、その分ニュースを目に焼き付けることにした。 65年前の日本人の夢がNZの空を飛んだわけだ。 痛快この上ない。
この一週間、仕事の都合で、友人の車と交換していたので、自分の車ではない。
その車は、5年落ちくらいのアコードワゴンで、いかにもホンダらしく軽量で速くて、小気味いい車だった。トヨタの問題なんてこちらでは、「たとえペダルに欠陥があるとしても、まだアメ車より数段上」という認識なので、特に深刻にはなっていない。 数十年かけて積み上げた信頼は、まだこの国では堅固だ。 右ハンドルの国であるNZには、日本の中古車があふれている。しかも日本仕様のままだ。(だから特にきっちりと仕上げられた日本車に対する信仰が強いのだろう) 友人の車にも、そのために日本のカーナビとETCがついている。 車のエンジンをかけるたびに、ETCの機械が、「カードが入ってません」というのはウザイが、日本語で話しかけられるのは、それはそれで不愉快ではない。 私は、日によっては英語しか使わないので、こういう一言にほっとしたりする一面もあるのだ。 カーナビのほうは、日本のままだから使えるはずもない。 と、思っていていじりもしなかったが、 が、この前、日本のとある有名な釣り人が来たので、その方を空港に送りに行ったときに、ふと立ち上がったカーナビをいじってみることにした。 オークランド空港で機械を立ち上げると、GPSが指し示した場所はなんと東京湾のどこか。 海ばかりで正確にはどこかわからない。 まあ、面白そうなのでそのまま車を動かし始めた。 最初に出てきた陸地は、若洲だった。 「おーこんなところか!というよりなんで作動してるんだこれ」 と車で一人突っ込みを入れながら、どんどん進んでいると、車は荒川を上流に上り始めた。 「お前は船か?」 湾岸線を横切り、荒川をさかのぼると新木場に上陸。 何もない土地を斜めにカットして深川線、夢の島を越えて、辰巳、東雲とものすごいスピードで通過した。 何せオークランドの高速を走行中だから、進行速度はかなり速い。カーナビ君もびっくりしただろう。 家に近づきにつれ、車は新橋駅に到着し、掟破りの新橋駅構内を車で通過した。おそらく新橋のSLあたりをぶっちぎり、さらに霞ヶ関方面に向かっている。 「もしやうちんちは官庁街かよ!かなり出世したもんだ」 などと思っていると、車はあらぬ方向に向かい始めた。 「そっちの方向はまずいんじゃないかなぁ」 と思っていると、案の定まずい方向のど真ん中に進んでいる。 家の駐車場に車を停めて改めて位置を確認してみるとやっぱりそうだ。 カーナビで見る画面としては、ほぼ一般人が見ることのできない映像。 つまり、入ってはいけない場所。 禁裏の中だった。 俺んちって、皇居かよ! ![]()
コロマンデルでジギングをやらせたらこの人の右に出る人はいないという船長がカールだ。
どちらかというと、言葉少なめだが釣らせたら凄い。 いつも結果を出させる奴だ。 で、今週はマーリンやるから一日来いというではないか。 はいはい、いきゃあいいんでしょ。 といいつつも、初めてのマーリンに少し盛り上がった。 6時半に出船して、沖を目指すと30分ほどでグランブルーの海が出現した。 沖はそれなりに荒れていて、結構きつそうだ。 酔い止めを飲まなかったのは今日は失敗かもと思った。 トローリングには、知らない言葉がまだ沢山ある。 例えば、ショットガンっていうのは、両端のルアーではなく、後方に布野の真ん中から一本だけ出した長めの奴を言うらしい。 そんな事さえ知らないことが少し恥ずかしかったが、釣りでは決して素人ではないから、見ているうちにかなり吸収できた。 あたりは、突然やってきた。 サイドのアウトリガーにかけていたゴムが突然切れたのだ。 一斉にリールをあげろサインが出たので、次々にリールをあげたが、何もなし。 ダメかと思って、ショットガンのリールを巻こうとすると、ショットガンにつけたルアーの後ろになんだか信じられないほど大きな紫色の物体が見えた。 「カール、あれマーリンじゃねーの?」 「え?」 カールとデッキハンドのアンソニーが海を見た瞬間、二人とも沸騰してしまった。 「おい、巨大な奴だぞあれは、すぐ全部ルアー入れろ、もたもたすんじゃね」 おっ、カールいきなり切れるか? と思ったが、そういうことはこの釣りでは日常らしい。 でも、その魚は来なかった。 しばらくして、沖に鳥山が立ったので、そっちに移動してみることになり、そのあたりを流し始めた瞬間。 右側のアウトリガーのゴムが切れた。 「魚だ、他のリール巻け!」 一斉に船が攻撃態勢に入った、 「アンソニー、面舵に切れ、こっちじゃうまくファイトできん」 カールが叫ぶと、アンソニーはすぐに船を回転させた。 「こりゃ良い型だぞ」 カールが叫ぶなか、私はカールのハーネスを付けたり、移動ごとにずらしたり、はたまた足ものとのロープを避けたり、やることは死ぬほどある。 なにせ、ファイティングシートなんて使うのは女の釣り方だとこいつらは思っているから、みんなスタンダップでやるのだ。 そのため、魚が位置を変える度に、ハーネスを外して、自分も位置を変わらないとならない。 みんな大忙しだ。 ![]() 一度1時間ほどで魚が浮いたが、魚は全く疲れておらず、数百メートル糸が又出た。 そのたびごとに、カールが船の進行方向を細かく指示している。 チームでないと、このサイズの魚はけっして取れない。 3時間後、魚がやっと水面に来た。 15kg=30lbラインで戦っているから、全く無理はできないので、ただ魚をだましだまし処理しながら戦うしかない。 でも、ついに魚が浮いた。 「おい、お前ギャフ打て」 という。 「でも、俺こんな魚にギャフうったことねーよ」 「ひるむな、とにかく打て」 いわれるままにやったが、案の定うまくいかない。 「いいかお前しかいない、アンソニーは、ビルを掴むから、お前がその間に胸びれあたりに思いっきりギャフを打て」 といわれ、腹が据わった。 冷静になって、思いっきり胸びれ付近にギャフを打つと、信じられないほどの力で水に引き込もうとする。 アンソニーが 「離すなよ!」 というので、3人で押さえ込む 「おい、もう一本のギャフ打て」 といわれ、今度は腰の辺りにギャフを打った。 でも、それでも全然あげられない 「今度はロープで、尻尾縛れ」という。 水に落ちそうになりながら、何とか尾びれにロープをかけ、三人で渾身の力で引き上げた。 船に魚がのった途端、 三人で抱きあって、大喜び。 体が死ぬほど魚臭いけどそんなことはお構い無しだ。 ![]() 港までいくと、軽量場所には人が集まっていた。 船には、キャッチフラッグ(魚が釣れたときの旗)をつけて、港に入った。 軽量すると、137kg。 スタンダップで15kgラインでとった魚にしては、なかなかの一尾だ。 みんなで記念写真を散々撮った。 ![]() 帰りの車が地獄の眠さだったことは、言うまでもない。
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